2013年9月3日火曜日

MotoGP:どれだけの人がインドメーカーの脅威を理解してるだろうか?

 
今現在、Moto3にマシンを提供しているのは
KTMとホンダ、それにインドのマヒンドラである。
 
それまで、125ccクラスに中国メーカーが参戦したことがあるが
これは参加することに意義がある、という程度。
 
しかし、マヒンドラはかなり本気で
エースライダーのオリベイラの能力もあるだろうが、
明らかにホンダより上、KTMに迫る戦闘力を発揮している。
 
インドの製造業、特にバイクメーカーを
中国メーカーと同一視してはいけない。

以前、紹介したことがあるが台数から見た世界三大メーカーは
ホンダを除くと、インドメーカーが占めている。

その中で、マヒンドラは市場シェアからすると
かなりの弱小メーカーである。
マヒンドラはその状況を打破すべく、
Moto3に打って出て、ブランド力アップを狙おうとしている。

しかしながら、弱小メーカーのため、
資金力や技術者の数などは大手メーカーに及ばない。

そのマヒンドラが、KTMを相手にかなり良いところまで
善戦している。もし、インドの大手メーカーであるヒーローや
バジャジが本気で世界選手権に出てきたときに
いったい、何が起こるか、考えた者はいるだろうか?

おそらく、インドでし烈な販売競争を繰り広げているホンダは
そのことを考えていると思う。しかし、
欧州メーカー、さらに一般のGPファンは
どれだけ、それを考えたことがあるだろう?

そのマヒンドラだが、戦闘力のないホンダMoto3マシンから
マヒンドラに乗り換える動きが出始めている。
参加台数が増えることで、マヒンドラの入手できるデータが増え
マシンの開発速度はあがるだろう。

もちろん、インドメーカーのGP挑戦速度は、
60年代に日本メーカーが世界に打って出た時に比べれば
かなり控えめな程度でしか進んでいない。

しかし、だからといってインドメーカーの脅威を
過小評価するのは、たぶん、間違いである。

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