2011年5月14日土曜日

BMW K1600GTL日本発売


BMWは、直列6気筒エンジンを搭載した
K1600GTLを6/10より日本で発売開始すると発表した。

直列6気筒エンジンは二次振動まで
キャンセルできるので、
非常に滑らかなフィーリングが得られる。
四輪のBMWにおいては、直列6気筒が
アイコンになっているといっても良い。

日本メーカーも、かつて
6気筒バイクを発表したことはあるが
結局定着せず、消えてしまった。

理由の一つはエンジンが重く、大きいことだが、
それ以外にも弊害はある。

多気筒化は、一般にフリクション増加により、
トルクが減少してしまう。
高回転化を狙わないのであれば、
性能の点からは6気筒化はただの無駄。

四輪のBMWでも、低排気量車には
無理に6気筒を搭載せず、4気筒エンジンを
搭載した車両を販売している。

6気筒化によるトルク減少を補うため、
BMWは1648ccという排気量を選択した。
これだけ巨大な排気量であれば、
もはや多少のトルクの不利など
吹き飛ばしてしまう。

さらに重さについても、
エンジンの重量103kg、幅562.5mmは
量産6気筒としては、最もスリムで軽量。

エンジン出力は160PS、トルク175Nm。
1500rpmで最大トルクの70%を発揮する。
シート高も750mmで、足つきにも配慮。

トルクと重量のデメリットを消し
6気筒のメリットである
スムーズなフィーリングが得られたわけだ。

BMWが言うとおり
ラグジュアリー・グランツーリスモとしては、
この6気筒エンジンの搭載は
まさにうってつけと言える。

お前はどう思う?と言われれば
「重量355kgでオーディオ付のバイクに興味など無い」
と答えるけれど、BMWは、K1600GTLの開発にあたって
ハナから自分のような顧客は相手にしていない。

K1600GTL、日本でもそこそこ売れるだろうか?

http://www.bbb-bike.com/info/blog/index.php?ID=897
http://www.bmw-motorrad.jp/product/tours/K1600GTL/index.html

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