2011年4月4日月曜日

Ducatiは雨で速い?



一つのクラッシュが、
ネット中で議論の的となっている。
(このブログもその一つということだ)

「勝ちたいという野心が君の才能を追い越しちゃったね。
しかたないよ」というストーナーの皮肉に
ワイン・ガードナーが「がっかりだ」とツイッターで言ったとか

ロッシが「(ストーナーは)僕が何者なのか分かっていないのだろう」
と記者にコメントしたとか

転倒時、全てのマーシャルはロッシの助けに駆け寄り
同じく助けを求めているストーナーの元には
誰も駆け寄らなかったとか

これでチャンピオン争いが面白くなったとか

その手の話は、他に任せよう。


議論の元となったオーバーテイクについて、
ロッシは「抜こうとしたのではなく、止まれなかっただけ」
と釈明しているが、傍目には、それを信じることはできない。

なぜなら、あの恐るべきオーバーテイクこそ、
競い合いに強いといわれるロッシの強さの根本であり、
この日も12番グリッドからこんなにも早く他のマシンを追い抜き、
トップグループに加わった理由の一つであり、
そして、昨年までのロッシなら、
そのまま何事も無く走り抜けただろう、
と思われるからだ。

去年までのロッシ?
つまり、「ヤマハのロッシ」であれば。

フロントに問題を抱えているDucatiで、
あれだけフロントタイヤに負荷をかけることは
いつ転倒してもおかしくないリスクを抱え込むことになる。

さしものロッシも、そう何回も
マジックを演じることなどできなかった。
偶然、ストーナーと絡んでしまったが
それより前の時点で転倒していた可能性は低くない。

雨の方がDucatiは乗りやすい、と語るロッシだが、
だからといって、雨がDucatiの欠点を
全て覆い隠してくれたわけではない。

それに、ストーナーの語るDucatiの乗りこなし方
「とにかくアグレッシブに!」と
「雨の方がDucatiは乗りやすい」とでは、
明らかに相反している。

ロッシがDucatiマイスターになるのか、
Ducatiが新しく戦闘力のあるマシンを作り上げるのか?
まだ、道のりは長い



1 25 1 Jorge LORENZO SPA Yamaha Factory Racing Yamaha 50'49.046
2 20 26 Dani PEDROSA SPA Repsol Honda Team Honda +19.339
3 16 69 Nicky HAYDEN USA Ducati Team Ducati +29.085
4 13 7 Hiroshi AOYAMA JPN San Carlo Honda Gresini Honda +29.551
5 11 46 Valentino ROSSI ITA Ducati Team Ducati +1'02.227
6 10 8 Hector BARBERA SPA Mapfre Aspar Team MotoGP Ducati +1'08.440
7 9 17 Karel ABRAHAM CZE Cardion AB Motoracing Ducati +1'14.120
8 8 35 Cal CRUTCHLOW GBR Monster Yamaha Tech 3 Yamaha +1'19.110
9 7 24 Toni ELIAS SPA LCR Honda MotoGP Honda +1'42.906
10 6 21 John HOPKINS USA Rizla Suzuki MotoGP Suzuki +1'48.395
11 5 65 Loris CAPIROSSI ITA Pramac Racing Team Ducati +1'51.876
12 4 4 Andrea DOVIZIOSO ITA Repsol Honda Team Honda 1 Lap
Not Classified
5 Colin EDWARDS USA Monster Yamaha Tech 3 Yamaha 1 Lap
11 Ben SPIES USA Yamaha Factory Racing Yamaha 3 Laps
14 Randy DE PUNIET FRA Pramac Racing Team Ducati 11 Laps
58 Marco SIMONCELLI ITA San Carlo Honda Gresini Honda 16 Laps
27 Casey STONER AUS Repsol Honda Team Honda 20 Laps

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