2011年4月23日土曜日

体が大きい人には分からない


MotoGPにおいて、「マシンと選手の合計重量に下限を設ける」という案が
数人の選手から提出され、ちょっとした話題になっている。

その提案者というのが、ロッシ、シモンチェリら、体の大きい選手たち。
現行のレギュレーションでは「燃料タンク21リットル」
というかなり厳しい燃費の制限があり、
ここまで厳しいと選手の体重さえも燃費に効いてきてしまう。

その結果、重量級の選手は燃費を稼ぐためエンジン回転数を
制限せざるを得ず、これは公平ではない、ということだ。
ゆえに、軽量級の選手は、その分、バラストを積むべきである。

どうみても、ペドロサをターゲットにしているとしか思えないこの提案に、
当然のごとく、ペドロサは強く反発している。

そして、このたび、ストーナーもペドロサの擁護に回った。
「ストーナーはとにかくロッシの言うことに反対したいんだよ」
なんて陰口をたたく人もいるようだけど、
体の大きい人には、体の小さい人の苦労が全く分からないのだ。

自分も、身長は無いので、ペドロサの主張は痛いほどわかる。
ペドロサの言う通り、「あと10cm背が高ければ」
バイクを操縦する時に、全く別の世界が見えているだろう。

そもそも、ロッシがMotoGPで成功し始めたころ、
ロッシの強みは「長い手足」だと言われていた。

そのことはきれいさっぱり、皆忘れてしまったのだろうか?

D.ペドロサ:重量規制案に大反論「あと10cm背が高ければ…」
http://gp.lachirico.com/2011/04/15/motogp-172/

モトGP『重量規制問題:ストーナーはペドロサに賛成』
http://gp.lachirico.com/2011/04/23/motogp-179/

0 件のコメント: