2016年3月31日木曜日

エンジン保護か燃費か


油膜厚さの理論式はEHL理論を代表に
いろいろな式が提案されていますが、
詳しいことはさておき
高回転低負荷ほど油膜は厚くなる
というのは、どの式も同じです。

逆に低回転高負荷では油膜が薄くなるので
それだけ油膜切れが起こりやすくなるわけです。

一方、燃費の点からは、低回転高負荷は
ポンピングロスも小さく、摩擦も小さいので
燃費が良い状態だといえます。

油膜のことを考えると
低回転は使わない方が良いですが
燃費という点では低回転の方が有利。

エンジン保護か燃費か。
燃費優先なら、たとえば上り坂でも
シフトダウンをせずに走った方が良い。
でも、エンジン保護だと
上り坂はシフトダウンするべきです。

とはいえ、上り坂でシフトダウンをサボって
そのまま走った場合に、
どの程度燃費に効くのか?

ちょっと気になったので、
ST250Eの通勤路で試してみることにしました。

すると、坂でもシフトダウンをサボって
そのまま走った場合、燃費は約5%改善しました。

さて・・・5%をどう考えるかですね。

オイラは、ST250Eの寿命を考えて
シフトダウンして走ろうと思いますが
燃費優先というのも
もちろんアリだとは思います。

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