2015年7月21日火曜日

緊張感がまるで違う?

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1008&f=it_1008_006.shtml

2、3年前だと思うけれど、「バイクに乗ると脳が活性化される」
という川島教授とヤマハの共同研究が発表になり
少しばかり話題を集めたことがある。

その時、一部で「四輪だって同じでしょ」
という声があったけれど・・・・

 全 く 違 う !

こればかりは、バイクと四輪の両方に
乗ったことがある人間でないと
分からないだろうが、
緊張感のレベルが全く違う。

バイクは人間が支えてないと倒れてしまうし、
人間がむき出しで風を受けているので、
事故に遭っても衝突安全ボディなどない。

コーナリングはハンドル切るだけの四輪と違い
体を使ってコーナリングする必要がある。

タイヤがスリップした時のリカバリーもシビアで、
路面に砂利が浮いていた時など、
四輪なら「あれ?」で済むものが
バイクだと即転倒に繋がりかねない。

一方、四輪車の場合は
4つのタイヤで踏ん張っているから
めったなことでは「転倒」なんてありえないし、
運転中も、室内にいるようなもので
TVゲームをしているのとあまり変わらない。

しかも、最近は、オートマチック・トランスミッションとか
フライ・バイ・ワイヤ方式のアクセルなどのため、
人間が適当に運転していても、機械の方でなんとかしてしまう。
おかげで、ますますTVゲーム化が著しい。

これではバイク並みの緊張感など持ちえず、
それどころか、最近話題の「ゲーム脳」状態になりかねない。
  ↓    ↓
amazon:『ゲーム脳の恐怖』
wikipedia:ゲーム脳

実際、昨今のドライバーの中には
自分が『殺人兵器』を動かしている、という緊張感など皆無で
周囲をろくに見ていない輩を、かなりの頻度で見かける。
これなど、ゲーム脳状態になっている証拠ではないだろうか。

・・・・と思っていたのだけれども、
最近そうでもないのではないか、と考え始めている。

きっかけは、今日も通勤の時に、
ノースリーブTシャツ、短パン、ビーチサンダル
もちろんグローブなし、半キャップでゴーグルすら無し
という250ccスクーターを見かけたことにある。

転倒や事故に遭ったら大怪我するかも、とか、
飛び石や虫が目に当たったら失明するかも、とか、
そういう心配など、いっさい無いようだ。

しかもスクーターだとギヤチェンジもなく、アクセルひねるだけ。
こういう御仁は、緊張感なんて特にないのかもしれない。

そうだとすると「四輪でも同じ」というのも
当たらずとも遠からず、なのだろうか。

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