2015年7月28日火曜日

鈴鹿八耐:ストーナーの転倒



さて、今年の八耐と言ったら、まずはこのシーンということになる。
トップ走行中ケーシー・ストーナーの転倒。

レース後のHRCの発表によると、
クラッシュした時のCBRのアクセル開度が
26度でロックしてしまっていた。

http://itatwagp.com/2015/07/27/suzuka_8h_2015-8/
http://f1-gate.com/other/8tai_27970.html
http://www.excite.co.jp/News/car/20150727/Autoblog_8-19.html

ハルクプロのCBR1000RRのアクセルは
フライ・バイ・ワイヤであることから
何らかのCPUトラブルであろうと推測され
HRCでは原因究明が始められている。

映像を見てみると、コーナー手前から、
ストーナーはクラッチを握ったままであり、
この時点で、コントロール不能になっていたことが分かる。

現行CBR1000RRは、2008年に登場して以来、
ずっとモデルチェンジを受けずに来ており、
熟成と言う点では完璧だったはずだが、
今回、圧倒的有利が伝えられていたヤマハワークスに対し、
なんとか追いつくためにいろいろと無理なチューンをして
結果的にバグが出てしまったのだろうか?

オイラが疑っているのはスロットルだけではなく、
もしかしてクラッチも切れなかったのではないか?
・・・・・・ということ。

ストーナーはいったん握ったクラッチを
再度握り直しているシーンがあるからである。

問題がCPUだとしたら、アクセルだけでなく
クラッチも異常をきたしていてもおかしくない。

実は、土曜日のフリー走行で、
ストーナーはピットアウトするなり
たった1周で戻ってきてしまったことがあった。

あのときも、ストーナーは何かを感じていたのかもしれない。

何にせよ、コンピューターというのは
いったんバグが出てしまうと非常にやっかいである。

そんなわけで、オイラは金属ワイヤを
いまだに信奉している。

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