ドイツGPは、ホンダのコースと言われている。
エンジンパワーがモノを言うようなレイアウトではなく
バイクが傾いている時間が非常に長く
ほとんどアクセルを全開にできないコースなのになぜ?
というのは、海外でも話題になっているらしい。
↓ ↓
https://motomatters.com/analysis/2015/07/11/2015_sachsenring_motogp_saturday_round_u.html
http://www.asphaltandrubber.com/motogp/summary-saturday-german-gp-2015/
上の記事によると、エッジグリップに頼るヤマハは
グリップの低いサーキットでは不利
というようなことが書いてあり、
もちろんそういう影響もあるだろうが、
その他にも、コーナリング速度を生かして
中高速コーナーでタイムを削るのが得意な
ロレンソ、そしてヤマハのマシンが
低速コーナーだらけのザクセンリンク前半部に
うまく対応できないのが原因だと思う。
・・・・・さて、今回の話はそっちではなくて
予選での話。
http://www.asphaltandrubber.com/motogp/race-direction-towing-penalties-moto3-moto2-motogp/
予選の時に、速い選手に引っ張ってもらって
良いタイムを出そうと考えて
コース上をノロノロ走る選手が多発していることは、
前から問題視されている。
主催者側としても、
そのような行為に対して見て見ぬふりは出来ず
ドイツGPでは厳罰化の方針を打ち出すに至り、
その結果、今大会ではペナルティとして
グリッドを下げられた選手が17名にも及んだ。
対象者が最も多かったのがMoto3で、11名にも及ぶ。
とはいえ、これで問題が解決するかというと
はなはだ疑問だと思わざるを得ない。
日本人と言うのは、わりと「ルールは守るもの」
という意識が強いが、欧州人というのは
オイラの受けた感じも、話に聞くところでも
「ペナルティも含めてルール」
と考える傾向にある。
よりあからさまな言い方をすれば
「ペナルティさえ受ければルールは破ってもよい」
ということだ。
すなわち、ペナルティで順位が3つ下がっても
誰かに引っ張ってもらって、順位を5つ上げられれば
合計(?)で2つ得をしたことになる・・・・・・
こういう、ある意味合理的な発想は「ルールは守るもの」
という人間からは出てきにくい。
したがって、今後も「ペナルティ覚悟」
という動きは、多少は減るにしても
絶対になくなることは無いだろう。
こういうメンタルな部分も、日本人ライダーが
欧州ライダーに敵わない理由の一つになっている。
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