http://www.asphaltandrubber.com/motogp/sepang-seamless-gearbox-braking-analysis/
上記の引用先の記事によると、
セパンのテストで、ホンダワークスのバイクは
減速時のエンジン音が非常にスムーズだという。
「6段のMTとは思えず、まるでATのスクーターの様だ。」
というのが記者の評価である。
一方、ヤマハやホンダでもオープンクラスのバイクは
普通にシフトダウンの断続音が聞こえるし
その際にスキール音が聞こえたり、
また、燃え残った燃料がテールパイプ内で燃焼する
いわゆるアフターファイヤーも聞こえるという。
今年からMotoGPのレギュレーションは
ワークスチームにさらに厳しくなり
燃料は21リットルから20リットルに減った。
さらに(これはやりすぎだと思うが)
ワークスはシーズン中のエンジン開発も禁止。
(このため、ドゥカティはシーズン中のエンジン開発OKの
オープンクラスで参加することを検討している。)
しかし、ホンダワークスは、このレギュレーションに完全に適応し
(これは記者の推測だが)シームレスミッションをさらに進化させ
減速時もエンジンブレーキを非常に安定して制御できている。
そのため、ライダーはブレーキングに集中でき
結果的にブレーキングスタビリティを高めることができている。
しかし、ヤマハはそこまで制御が進んでおらず
燃料を無駄にしているし、ブレーキングスタビリティでもマイナス。
現在のMotoGPは、単なる速さだけでなく
エンジンの耐久性と燃費性能も問われるレギュレーションになっている。
こういう条件では、メーカーの総合力が問われることになり、
それだけ、メーカーの規模が効いてくる。
ホンダ>ヤマハ>>ドゥカティ
というメーカーの体力は、そのまま
今のMotoGPの勢力を表しているといってよい。
ヤマハとロレンソ、ロッシがこの牙城をどうやって崩すか
そこに期待して見てみたい。
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