2014年2月7日金曜日

AMA-Supercross Rd.5:アナハイムⅢ エース交代?ロクツェンの快進撃


おいおい、このレースは、ワークスから追い出されたリードが
頑張って今季2勝目を挙げた!ってレースだろ!

・・・・・という声があるだろうことを承知で言うと、
ロクツェンがすごい。

このレース、優勝争いを非アメリカ人同士が争った
という点でも珍しいわけだが、Litesクラスから上がったばかりの
新人が、これだけトップに肉薄した、という点でも
見どころは多い。

モトクロス系では、排気量が上だからと言って
必ずしも優位というわけではなく、
AMAーSupercrossにおいても、250ccの優勝ライダーは
450ccクラスでも、それなりの良いポジションを得られるような
良いタイムで走っていることが多い。

しかし、選手の層ということを考えると
前年度の優勝者は、どんどん上に上がっていってしまう上に、
東西2ブロックに分かれている250ccクラスよりも
450ccクラスの方が、はるかに選手層は厚い。

そのため、250ccで優勝したからと言っても
すぐに上のクラスで勝てる、とはいかない。

実際、同期のハーンは10位前後を走るので精いっぱいだし
他にも、250ccクラスチャンピオンが
なかなかトップ争いに顔を出せないというのは
珍しいことではない。

ロクツェンの場合、いきなりKTMワークスに迎えられた
ということは大きいが、バイクが速くても、ライダーの実力が伴わないと
スーパークロスは上位には顔を出せない。

今回のレースで、ロクツェンは、クオリファイから
KTMのエース・ダンジーを食うような活躍を見せ、決勝でも2位。

ダンジーが転倒リタイヤに終わったことで
ポイント上でも、完全にダンジーを上回った。

ヴィロポート、リードにロクツェンも加わって
今年のチャンピオン争いは、かなり白熱しそうだ。

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