2013年6月7日金曜日

「CBR150R」と「国産空冷単気筒250cc」



知人の奥方の話をしよう。
彼女は、W650に乗っていたのだが、
レーサーレプリカへの想いが強く
旧250ccレーサーレプリカのシート高が低いことを知り
とうとう4st250ccレーサーレプリカに買い換えてしまった。

しかし、ここで彼女を悩ませたのが
このバイクが「異様に遅い」こと。

4st250ccレプリカは、1万から上が本番。
だが、低回転しか使ったことのない彼女にとって
1万回転以上なんて「どこの世界の話?」だったのである。

なあんて思っていたら実はこの問題、
全然他人ごとではなかったのだ。

我が家にあるCBR150Rは、嫁用のバイク。
嫁は体が小さく非力なので
バイクを選ぶ時は、
「軽くて足つきが悪くないこと」
が絶対条件だった。

これに、高速で楽なようにカウル(風よけ)付で
しかも10リットルの大型燃料タンク
さらに加えて30万円を大きく切る低価格!
ときたら、もうCBR150Rしかない。

おまけに、CBR150Rって、当時タイホンダの最高機種。

そのため、我が家唯一の水冷DOHC4バルブ。
シャッターキーなど装備も充実、である。

オイラじゃなくても、良い買い物だと思うだろう。

しかし、オイラは肝心なことを忘れていた。
低回転しか使わない(使えない?)嫁には
水冷DOHC4バルブなんて完全に宝の持ち腐れ。

これよりも、国内の空冷単気筒250ccのほうが
下からトルクがあって、よほど嫁に合っていた。

しかし一方で、国内空冷250ccのバイクは
古いシャシをそのまま使いまわしてるものも多い。
中には、ハンドリングが「?」というモノもあると聞く。

ところがCBR150Rは、一応タイホンダの最高機種。
シャシの設計も新しく、浅川さんは
国内空冷250ccよりもCBR150Rの方を評価している。

初心者に大切なのはシャシかエンジンか?
普通の考えならシャシの方が大事なのだろうが、
実はけっこう難しい問題なのかもしれない。

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