6月が終わり、来季の姿が次第に明らかになってくるこの頃だが、
HRCが満を持して完成にこぎつけつつあるMotoGP市販マシンが
まったく売れない可能性が濃厚になってきた。
販売対象は、第一に現在のCRTチームだが、
某チーム関係者によると、
「ホンダの説明では市販マシンはプロタイプに比べ
7%の能力ダウンになるという。しかし、そのレベルなら
すでにCRTマシンでも達成している。」ということだ。
エンジン制御をドルナ推奨のマネッティマレリにすれば
燃料使用量と、年間エンジン使用台数で
CRTと同じルールの適用を受けられるが
金属バネ方式のバルブでは、さして回転を上げられず
結局ルール緩和の恩恵を受けられない、
とも見られているらしい。
その点ではヤマハのエンジンリースの方が
受け入れられる可能性は高いようだ。
こちらは、現在のTech3が使用しているのと同じエンジンが使え、
シャシメーカーに対し、ヤマハからの協力も行われる。
中本氏が、CRTなどクソだ。ホンダならもっとまともなマシンが作れる!
と公言したものの、結局、ホンダ市販マシンが、
2014年にレースを走る可能性は、かなり低そうである。
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