2012年6月9日土曜日

インドを制する者、世界を制す?


かつて、イギリスがインドを植民地化する直前、
インドのムガール帝国は、当時の世界GDPの1/4、
つまり25%を占めているほどの大国だったそうだ。
(現在のアメリカ並みの大国である。)
それに対して、イギリスはまだ小国。

もちろん、当時のインドは宗教的対立のため
かなりガタガタの状態で、そこをイギリスにつけこまれたわけだが、
何にしても、インドを支配したことで、イギリスは
パックス・ブリタニカへの時代を歩み始めたといえる。

時代は下って、21世紀の現在、モーターサイクル業界で、
覇権を巡る争いが熱を帯びている。

インド国内における絶対的王者はHEROだが、
BAJAJとホンダによる2位争いが、ものすごいことになっている。

3月はホンダの勝ち
4月はBAJAJの勝ち
5月はまたホンダ・・・・

ちなみに勢いからするとホンダの方が上である。
BAJAJは、前年比わずか1.2%の伸びに対し、
HMSI(ホンダ・インド)は52%の大幅な伸張。

HEROとの合弁を解消した後のホンダのインドへの浸透ぶりは凄まじい。

ところで、ホンダ、HERO、BAJAJ、
インドのビッグ3メーカーは、そのまま世界のビッグ3メーカーでもある。
(台数比較)

インドを制する者、世界を制す、
21世紀になっても、この格言は生きているようだ。 

Honda vs Bajaj: Honda leads in May 2012 sales
http://bikeadvice.in/honda-bajaj-honda-leads-2012-sales/

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