2012年1月4日水曜日

水冷化されたBMWのRシリーズ


エンジンのDOHC4バルブ化、水冷化というのは
本来、出力の増大という必要性によって行われてきたものだが、
昨今の排ガス規制・騒音規制の厳格化により
排ガス・騒音規制対応という目的のために行われることが増えてきた。
(DOHC4バルブや水冷の方が燃焼制御が容易で
 結果として、排ガス規制に通すのが楽なのである。)

そのため、昨今では、DOHC化されたり水冷化されても
ほとんどパワーアップしてないエンジンも多い。

BMWの水平対向二気筒エンジンは、
ユーザーの誰ひとりとして高回転化など求めてないので
本来ならOHCはおろかOHV2バルブでも良いくらいだ。
その方がヘッドをコンパクトにできるので
水平対向エンジンの場合、いろいろとメリットが大きい。

しかし、規制の厳格化に伴い、そんなことは言ってられない。
最近、DOHC4バルブ化された水平対向エンジンだが、
それに続いて水冷化されることになったらしい。

著者はBMWのファンではないので、特に感慨はないが
とはいえ、昨今の排ガス・騒音規制はどうかと思う。

50年代や60年代ならいざしらず、
最近は先進国の大気環境は劇的に改善されている。
しかも、規制前の、排ガスを多く出す車両が年々減っているので
何もしなくても、大気環境は改善されている。
あとやることがあるとすれば、途上国から風に乗って流れてくる
汚染物質の低減ぐらいだ。
(つまり、途上国の排ガス規制を先進国並みにすればよい)

燃費改善ならともかく、先進国の排ガス・騒音規制は
もはや「ヒステリック」というレベルになりつつある。

技術リソースは限られているというのに、
「環境」で飯を食ってる連中に飯のタネを提供するのは
そろそろやめにしないと、人類の未来は暗い。

Water-cooled BMW R1250GS spied!

http://www.motorcyclenews.com/MCN/News/newsresults/New-bikes/2012/January/jan0312-new-water-cooled-1250-gs-spied/

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