『レーシング少女』
http://os-nightsky.blogspot.com/2011/01/blog-post_26.html
最初読んでいるうちは、サイモン&ガーファンクルの
「ボクサー」を思い出していた。
「ボクサー」は、一人の成功者の陰には何千という敗北者がいる、
「アメリカンドリーム」なんて言うけれど、そんなもの嘘っぱちだ、
と、強く弾劾している歌である。
が・・・・最後はそう来ましたか・・・・
これは「ボクサー」と同じ話ではなくて
いわゆる『青春小説』ってやつでしたか。
ああ、『青春小説』ねぇ・・・・
誰が誰を傷つけたとか傷つけないとか、なにを全く・・・
オジサンになると、そんなことぐらいじゃ
ゼンゼン傷つかなくなるんだよね。
でも考えてみると、それは、すでに傷だらけだから、
新しい傷が一つ増えても気がつかないだけかも。
古い傷だらけの中古車に、傷が1つ増えたって
だれも騒ぎ立てたりしないのと一緒。
それが大人になったということなのかね?
と、いうようなことを考えてみた。
ちなみに、ミニバイクレース経験者だけあって
レース関係の記述はかなりリアルに描かれている。
冒頭に出てきたのはサーキット秋が瀬。
むかし、よく走っていたので、コースは熟知している。
なので、コースを思い浮かべながら読めた。
経験者には、そういう楽しみもあるかな。
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