http://www.asphaltandrubber.com/motogp/summary-sunday-americas-gp-2015/
マルケス 337.8km/h(342.6km/h)
ドヴィチオーゾ 337.6km/h(339.0km/h)
ロッシ 332.1km/h(335.9km/h)
ロレンソ 333.8km/h(333.6km/h)
イアンノーネ 336.8km/h(338.0km/h)
これは、上位入賞者のレース中における
最高速度を比較したものである。
カッコ内は予選での最高速度である。
レース中は、スリップが効いたり
バトルしていたりして
マシンの純粋な最高速度が分からなかったりするが
今回のレースでは、おおよそ似ている。
ホンダとドゥカティはほぼ同等か
ホンダが少し有利。
ヤマハは5km/h以上劣っている。
MotoGPオースティンで、ドゥカティワークスが
チェッカー後にストップしてしまった問題が
ちょっとばかり話題になっている。
20Lで戦えているホンダとヤマハが走りきっているのに
2Lの燃料のハンデをもらっているドゥカティが、
チェッカー後とはいえ止まってしまったのは
どういうことか、ということだ。
GPには燃費にきついコースがあるので
そこでドゥカティは燃料を絞らざるを得ず
エンジンパワーが低下し、パフォーマンスが悪化
するのではないか、ということらしい。
しかし、もっと大きな問題は
ストレートが速い、と自慢しているGP15が
何のことはない、燃料を増量しているだけだった
ということが明らかになってしまったことにある。
燃費を改善するためには、
燃焼を改善する、などの本質的な対策が出来なければ
レブリミットを下げるとか、ロングストローク化するとか
あるいは空燃比を薄くするとか、いずれにせよ
パワーを落とす方向に持っていくほかない。
今年こそ、2Lの燃料のハンデをもらっているが
来年からは、たとえファクトリー2ルールの適用を受けても
燃料ハンデはなくなってしまう。
当然、ストレートの速さは今年だけのボーナス
ということになり、来年のドゥカティは
「ストレートスピードがヤマハ並みのホンダ」
ということになり、競争力はかなり低下してしまうはずだ。
「なんと素晴らしい燃料コントロール!」
なんて、呑気な(外部の)書き込みも見たが、
ドゥカティの内部では
かなり問題視されているはずだ。
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