2014年7月30日水曜日

2014鈴鹿八耐:その2


今年の夏は、当初言われていた
エルニーニョによる冷夏という予測を裏切り
例年よりも暑い夏になるとのこと。

実際、オイラも、先日のつくばでは死にそうになったし、
鈴鹿まで走ってくるだけでも、軽い熱中症になりかけました。

土曜日の鈴鹿も猛暑。
でも、アサカワスピードの小寺さんによると
金曜はもっと暑くて39℃までいったらしく
土曜は「たいしたことない」と思ったらしい。

39℃っていったら、走っていても
感じるのは熱風だけで全然涼しくないし、
こういう環境での耐久レースというのは、
たぶん、オイラには無理(^◇^;;)

ところで、今年はヨシムラ60周年ということで
いろいろな企画が予定されていました。

ヨシムラの歴代マシンの走行、
なんてものもありました。


この辺のマシンって、浅川さんのところに
来ていたような気がするけど
そのせいだったんですかね。

だって、ヨシムラ本体は
八耐マシン2台の制作で手一杯なはずで
歴代マシンの整備まで手が回らなかったんでしょう。

その土曜日は午前中に四耐
午後は八耐のスーパーポールがありました。

今年の目玉は、誰が何と言っても
ヨシムラ60周年によるレジェンドチーム
シュワンツは、練習走行ではなんと2分9秒を出し
去年以上に調整をきっちり合わせてきている。

9秒って、去年と全然違うじゃん >シュワンツ

さて、スーパーポールで驚異のタイムで
トップを取ったのはヨシムラの津田選手。

このままいけば、60周年の記念大会での優勝も
夢ではない・・・・はずだったのですが
開けて日曜は、開始直前に西コースに雨が降り出し、
さらに、ものすごい雨雲が鈴鹿山脈を越えてやってくる
とのことで、スタート・ディレイ。

間もなく、とんでもない豪雨と雷がサーキットを覆い、
各チームとも、マシンをピットに避難。

結局、スタートは1時間5分延期され
12時35分にスタート。
路面はヘビー・ウェットです。

レースの結果はご存じのとおりです。

難しい、経験の差が出やすい路面コンディションで
いきなりTSRの秋吉選手が独走。

ヨシムラの津田選手は、レジェンドチームの青木選手に
追いまくられる状態で、前を追うどころではない。

で、その青木選手が
津田選手を130Rで抜こうとしてクラッシュ。

あとでヨシムラのピット裏で(情報源は明かせませんが)
話を聞くと、抜こうとしたのではなく、
抜けなかったので譲ろうとしてかえってバランスを崩した
というのが実際だったようですが、
この瞬間、サーキット中から悲鳴が。

オイラがいたのは、ホンダブースでしたが、
それでも、このクラッシュには悲鳴が上がっていました。

そりゃまあ、シュワンツですよ、シュワンツ。
2分9秒出した本気印のシュワンツがどんな走りをするか
それが今回の八耐の大きな注目だっただけに・・・・

ただ、問題は青木選手で、胸を強く打ったのと
シュワンツに繋げられなかったという自責の念とで
そのまま意識を失って、ICUに運ばれる騒ぎになりました。

ヨシムラの方でも、なんとかマシンをピットまで戻し
たとえ優勝争いは出来なくても、シュワンツが走る姿だけでも、
と、リタイヤ届を出さずに可能性を探っていたのですが
マシンの損傷があまりにも酷く、
引き揚げようにもレース中には引き揚げらる状況ではなく、
かなり遅くなってリタイヤを決断。

また、快走するTSR秋吉選手もクラッシュして
骨折を押して、マシンをピットに連れ帰るも
そのまま救急車で運ばれる事態に。

秋吉選手の怪我はかなり酷そうで
その状態でマシンをピットまで連れ帰った精神力には
ただ敬意を払うほかないのですが、
その結果、怪我の状況をどれだけ酷くしてしまったかは
外野からはうかがい知れず、
復帰にはかなりの時間がかかりそうです。

この結果、ホンダとスズキの開発ライダーが
二人して消える、というかなり深刻な事態となりました。

時間が短縮されただけではなく、
午後2時ごろに再び雨が襲い、
レース中にSCが4回も導入など、
いろんな意味で大荒れとなった今年の八耐。

心残りはありますがこれもレース。


表彰台に乗ったのは、奇しくも去年と同じチーム。

それにしても、ホントにホンダ強いですねぇ。
2014年上半期も業績好調だというし・・・

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