2014年1月5日日曜日

CB1100のコンビブレーキと教習所

AMA-SX第一戦の結果が出てるはずですが、
さっさと結果を見てしまうか、
映像がネットにアップされるまで待つか
・・・・いつも悩ましいこの時期です。

CB1100のコンビブレーキは
リヤブレーキがブレークした場合に
フロントに力を逃がす、というものです。

しかし、これって完全に逆ではないの?

そもそも、リヤがブレークするということは
フロントだってギリギリのブレーキングをしているはずで
そんな状況でリヤからの力が上乗せされたら
それこそいい迷惑じゃありませんか。

「悪路だとリヤ主体でブレーキングする」
というかもしれないけれど、その理由は
リヤならブレークしてもすぐには転倒しないから。

でも、コンビブレーキはABSとセットなので
ABS付なら悪路でもフロントブレーキを使えるはず。

要するに、ホンダは何を考えて、
こんなシステムを作ったか、全く不明ってことです。

そんなことで、オイラはCB1100を買う時に
コンビブレーキのないタイプにしました。

設計意図が全く不明の、気持ち悪い装置なんて
使いたくはなかったからです。

と、思ったら、モーターサイクルショーで
ホンダが配っていた資料にその答えがありました。

ホンダによると、初心者というのは
リヤブレーキに頼った運転をする、
というのが調査の結果判明した、とのこと。

それが、このコンビブレーキ開発の狙いだといいます。

でも、これって、教習所の教え方が悪いせいじゃないの?

実際、昔の記憶をたどってみると、
日本の教習所って「習うより慣れろ」だけで
何も教えてもらった覚えはありません。

それどころか、
「フロントがブレークしたら危険だぞ!」
と、フロントに依存したブレーキングを
たしなめられた覚えすらあります。

また、小学校では、自転車の乗り方で
「フロントブレーキ主体は危険、
 リヤ主体で乗りましょう!」
というビデオを見せられたりもしました。

自転車だって、フロントもきちんと使った方が
ずっと短い距離で止まれると思うのだけど、
あのビデオは、どの程度の知識を持った人間が
どういう意図で作ったのか、今でも謎です。

教習所で、フロントブレーキの使い方を正しく伝授する。
たったこれだけで、初心者の技術レベルは
今とは全く違うものになるはずなのですが。

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