http://www.motogp.com/ja/news/2013/CEV+Jerez+race+review
最近のGPでは、スペイン国内Moto3(旧GP125)で好成績を残して
世界Moto3に参戦、それに続いてMoto2、MotoGP、
という順序でステップアップするのが典型的な姿になっている。
一方、SBKの場合はイギリスSBK、つまりBSBを経由して
世界デビューを果たす例が多い。
イギリス人ジャーナリストが解説していたことがあるが、
イギリスのサーキットは古い設計が多く、
路面のコンディションが良くなかったり
ランオフエリアが充分でないコースもある。
その結果、イギリスのコースを走っていると
たとえば、ストレートでもリヤブレーキをかけて
マシンを安定させなければならないなど
「アクセル全開でぶっ飛ばせ!」
では、危なくて走れないところも多い。
しかし、軽量・低馬力のMoto3(旧GP125)は、
アクセル全開で限界を超えて走ることも必要である。
イギリス国内ではそれが出来ない、という。
そんなこともあって、GP志向の若手ライダーは
スペイン選手権を志向するようになる。
スペイン国内のGP支援も、
レース環境改善に役立ち、
さらに世界中からライダーを集める。
・・・・・が、しかし、そうやって世界中の若手のホープが
集まるようになった、スペインMoto3だが、
結局、チャンピオンを取るのはスペイン人が多い。
2013年開幕当時、最後の非スペイン人チャンピオンは
実に2007年のステファン・ブラドルにまで遡らないといけなかった。
地の利というものもあるだろうが、
スペイン国内の若手育成プログラムが有効に機能している
というのが大きいのだろう。
それが、今週末、2013年の最終戦が行われ、
前戦までランキング5位だった14歳のフランス人、
クアルタラロが逆転でチャンピオンを取り
6年ぶりの非スペイン人チャンピオンに輝いた。
現在、世界選手権でも非スペイン人が
表彰台に登る例は非常に少なくなっている。
これをきっかけに、世界各国のライダーにも
頑張ってもらいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿