2013年8月15日木曜日

SBK:H-MOTOがEVOクラスに名乗りを上げた

http://www.twowheelsblog.com/post/41195/h-moto-superstock-squad-plans-to-enter-wsbk-evo-class

ST1000に参戦しているH-MOTOは、
2014年にSBK EVOクラスへの参戦を表明した。

SBK EVOクラスについて、
日本語できちんと紹介しているサイトを
見つけていないので、多少、詳しく解説すると・・・

来年、SBKはコスト削減に乗り出すことが決まっている。
その骨子は
・エンジン使用数の制限(1シーズン8基)
・ギヤ比もあまり自由に変えられなくなる。
・ブレーキやサスペンションもコスト制限がかかる。

さらにメーカーに対しては、ワークス仕様と同じバイクを、
(求められれば)一定数、一定金額で供給する義務が課せられる。

そして、台数確保のため、EVOクラスが新設される。
これは要するにMotoGPにおけるCRTと同じだと思えばよい。

シャシやブレーキ、サスペンションはスーパーバイクと同じだが
エンジンはスーパーストックと同じ、というもの。

この結果、現在スーパーストッククラスを走るチームが
比較的安価にスーパーバイクカテゴリーに参戦できる、
というのがEVOクラス新設の表向きの理由だが
もしかしたら、真の理由は別にあるかもしれない。

2014年以降のレギュレーションの詳細は
現在、明らかになっていないが
オプションの一つとして
SBKおよびSSクラスは、限りなくST1000とST600に近づけ
ST1000とST600は廃止して、
250cc単気筒の市販車改造クラスを新設する
というプランがある。(とりあえずST250と呼んでおこう)

しかしST1000やST600からST250では
マシン性能が余りにも違いすぎるため、
現在のチームが不満を持つ可能性がある。

そこで、EVOクラスを作って、不満を持つチームは
SBKやSSクラスに参戦してもらい、
より安価なST250には、新しいチームを募集し
一気に台数を増やすのが目的ではないだろうか。

何にしても、今後EVOクラスに
どれだけのチームが名乗りを上げるか
注目する必要がありそうだ。

2 件のコメント:

vyrus_empire さんのコメント...

なんとタイムリー!
僕のとこでもまとめたところです。理由は同じで、日本語訳されたまとめが見当たらなかったということなんですが。
ちなみに、EVOはBSBで過去に試験的に導入されていたとか。
今は電子制御禁止なんで参戦コストも下がって必要なくなったと。

WSSのPTRホンダもEVOに名乗りを挙げたみたいですね。

mos さんのコメント...

コメントありがとうございました。
実はオイラも、このブログ書いた後に拝見しました。

BSBでのことは失念しておりました。
たしかに、あそこで導入されてますね。

スーパーバイクってのは
アメリカで始まったときの理念でいえば
誰でも参加できるように市販車を小規模な改造のみで、
ということだったので、遅ればせながら
元の理念に近づいたってことだと思っています。