センタースタンドを立てるときは、
ステップの上に乗って体重をかけるだけ
力なんて全く必要としない・・・・はず。
だが、実はのせた右足に体重をかけるとき、
無意識に蹴り込む動作をしている。
バイクOKが出た最初の頃、
その蹴り込む動作ができなくて、
CB1100のセンスタをかけるのがしんどかった。
健康な時はわからなくても、バイクに乗るだけで
いろいろな筋肉を使っているのである。
ただし、それ以外にも
素人にはちょっと意外なバイクの効用があるかもしれない。
今日のリハビリの時間、リハビリ師の先生から
「バイクに乗るようになった時から
劇的に肩の症状も改善され始めたよね。」
と、言われた。
先生の考察によると、
なんでも、バイクに乗っているときの
あの姿勢が、肩のリハビリに良いらしい。
肩を受傷した人は、弱った肩の筋肉を
他の部分で補おうとして、肩をすくめた動きをしてしまう。
しかし、その動きこそが、肩の自由な動きを阻害してしまい
かえって動きにくくしてしまっている元凶でもある。
バイクに乗るときは、肩や腕から余計な力を抜き
ハンドルに自然に手を添わせる。
この動きって、日常生活では、あまりやらない動作なので
わざわざ雑巾を使って「雑巾体操」なんてものが
リハビリメニューに入っていたりする。
でも、自分も経験があるけれど、
リハビリ師がちょっと目を離すと
すぐに肩をすくめ、変な動きを始めてしまう。
しかも、悪いことに、無意識の動作なので
本人は動きが変なことに全く気が付かない。
ところが、バイクの場合、バイク自身が
先生の役割を果たしてくれる。
(肩をすくめた変な姿勢でバイクなんか運転できない)
つまり、バイクに乗っている間中
雑巾体操を先生付きでやっているようなもの。
この先生、前にも書いた通り、本人もライダーで
話の端々から推測すると
弟さんが元モトクロスライダーだったらしい。
(「モトクロス」なんて単語が病院で出てきたときは
ちょっとビックリ&感動した(^o^) )
その先生ゆえの分析なのだけど、
押したり引いたり、という力仕事以外にも
バイクが好影響を与える部分があるみたいである。
GPライダーたちが、あっという間に復帰して
あっというまに回復してしまうのも、
彼らの超人的体力だけが理由ではないのかもしれない。
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