2011年7月26日火曜日

良いモーターサイクルとは?



えのあきらのマンガ「JyaJya」は、
イタリア旧車専門ショップのオーナー、レナと
店の上のアパートに住むみやぎのラブコメモノ
かつ、かなりのバイクマニアの著者による
イタリアン・バイクの蘊蓄話が楽しめることで
多くのファンを集めています。

最新刊は14巻まで出ていますが、
その14巻で、えのあきら氏は良いモーターサイクルとは?
ということについて、思うところを述べています。


 今の日本製MCの「誰にでも乗れます」という
 フレンドリーさとは対極のもの・・・実はMC(モーターサイクル)の
 魅力って、畏怖感や不良性なんて部分が重要で、それをなくすと
 サビ抜きの寿司みたいなもんで旨味が半減するのかもしれない・・・
 と感じます。
                「アプリリア」の解説

 安全で扱いやすい進化を否定はしないし、
 機械はそうあるべきなんですが、
 MCは宿命的に不安定で危険な乗り物であるわけです。
 敢えてそれに乗ろうという人は
 その宿命を含めてMCが好きなのであって、
 その危険性をどう御するかが
 MCに乗る魅力の一部分ではないかと思います。
                 「あとがきのやうなもの」

アプリリアのSXV550には乗ったことは無いですが
今までの歴代のアプリリアに試乗した感想を言えば
そんなに個性が尖ったマシンを出してくるメーカー
だとは思っていないので、アプリリアの解説で
上のような話になっちゃうのは、少し違和感がありますが、
まあ、言わんとすること自体は分からないではありません。

と、いうよりドカのSS
自分も同じようなことを書いてます。

が、しかし、それだけがバイクではあるまい。

「良いバイク=良いバイクではない」
とか、変な事を言いだしたりして、
えのあきらさん、ちょっと変な迷路にはまってないかね?



追伸
だから、何が言いたいの?と言われたので
ちょっと追伸です。

バイクに乗り始めたきっかけって、
まあ、もちろん、人にもよるんだろうけど
畏怖感や不良性のため、とは限らないでしょう。

むしろ、「これで、どこにでも行ける」という自由な感覚
四輪に比べての圧倒的な解放感
そういったものだったんじゃなかったんでしょうか。

だから、畏怖感や不良性ってのは、後から付いてくるオマケ
みたいなものなんですよ。
バイクの本質は、そこじゃない所にあるんです。

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