2011年7月18日月曜日

SBK:BMWはスポーツバイクが分かっていない?


BMWのS1000RR。
ツーリングバイクばかりのBMWが、
日本メーカーに正面切ってケンカを吹っ掛けた
本気印のSBKホモロゲモデル。

登場早々、デザインがヤマハR6のコピー?
などと、ネットでは揶揄されたりもしたが、
ともあれ、BMWは、SBKにも参戦して
あくまで本気であることをアピールしにきた。

BMWの参戦を聞いた他チームは
けっこう戦々恐々としていたらしい。

たしかに、バイクのレース経験はないが、
四輪レースでの存在感はピカイチ。
その四輪の経験をもとに参戦してくる以上
ただの初心者集団ではあるまい、ということだった。

初年度の昨年は、大暴れとはいかなかったが、
それなりには存在感を示し、
2011年モデルは、いよいよ優勝を目指して、
エンジンにさらに手を入れ、
パワーアップさせてきた・・・はずだった。

しかし、ここまでのレースを見ていると
ハスラムやコーサーのワークスBMWが、
バドミニのサテライトBMWに追い回されるという、
なんとも皮肉な内容のレースが続いている。

バイクのレースでは、四輪と違い、
アクセルの全開率は非常に低い。
そのため、ピークパワーだけを目指してもダメで
トルク特性やトラクション特性こそがキーポイントとなる。

パワーに劣るDucatiのチェカが
ここまで活躍出来ているのもそのため。

BMWが、こんな初歩的なミスをしているとは思わないし、
新型が、常に旧型より速いわけではないのも事実だが、
さりとて、バドミニに追い回されるワークス勢を見ていると
やはり、ツーリングバイクに特化していた方が
良かったのではないの?とも思ってしまう。

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