2020年6月11日木曜日

イアンノーネは4年出場停止もあり得る


https://www.visordown.com/news/racing/motogp/wada-will-seek-four-year-drugs-ban-andrea-iannone

CASだとか、WADAとかよくワカラン名前が
出てくるので、ちょっと整理してみた。

WADAは国際アンチドーピング機関
ドーピングを取り締まる警察みたいなもの。

CASというのはスポーツ仲裁裁判所。
裁判所というよりは仲裁機関で
今回のようにWADAとイアンノーネが
争っている場合に「まあまあ・・・」
と仲裁を買って出るところ。

WADAにとってみれば
イアンノーネの「故意ではない」
という言い分は一切問題ではなく
「アスリートたるもの、自分が食べる食品には
完全な責任を負う」と決められている以上
故意だろうが過失だろうが、
ダメなものはダメ。

そこをCASが仲裁して、
「4年のところを1年半でどうでしょ?」
とやったのだけれども、
イアンノーネはそれも不服として提訴。

さて、ここまでで分かる通り
当然CASは再審査を行う上で
イアンノーネだけでなく、
もう一度WADAの言い分を聞くのは
当たり前中の当たり前。

多くのバイク記事が
「なんとCASはWADAの意見を聞く」とか
「WADAはなんと4年を要求」とか
書いているけど、何を当たり前のことを・・・

オイラは、イアンノーネが提訴したことで
かえって1年半で済んでいたのが
4年に再延長される可能性も
ゼロではないと思っています。

イアンノーネがかわいそう?

だけど、何十人のGPライダーの中で
イアンノーネだけですよ、
こんなにわきが甘かったのは・・・

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