2011年6月8日水曜日

Ducatiの問題は解決していない


バルセロナGPでは、Ducatiのロッシは5位に終わった。
ペドロサがいれば、きっとロッシの前でゴールしただろうから
実質的には6位ということになる。

ここ2,3試合、バトルすることが多かった
ドヴィチオーゾにバトルを挑むことができず
後方に大人しく付いていくことしかできなかった。

しかし、ロッシ自身のレース後のコメントによると
決勝はドライ路面をウェットセッティングで走っていたらしい。
ロッシによると、賭けに出るため
朝のウェットセッティングのまま走ったが、
マシンの挙動が不安定になるなど、結果的には失敗だったという。

しかし、ドヴィチオーゾとの差はたった2秒しか無い。

ドヴィチオーゾは、すなわち、
前戦までの(ドライセッティングで走っていた)ロッシである。

要するに、実質的にはドライのセッティングでも
ウェットセッティングでも、マシンの能力は
大して変わらないことを意味する。

ロッシと共にDucatiに移籍したバージェスは、
それまでの固いシャシで走っていたストーナーを評して
「勝つか転ぶかというギリギリで攻めないと走らないマシン」
とし、自分たちの方向性は間違っていない、と主張しているが、
今のところ、ストーナーの速さを遥かに下回る結果しか
もたらしていない。

Ducatiには本当に「別の乗り方」があるのかどうか?
ロッシとバージェスは"ストーナーマジック"を上回ることができるのか?

Fifth place and progress for Rossi in Barcelona, Hayden eighth
http://www.motogp.com/en/news/2011/Ducati+review+Catalunya+GP

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