2011年6月26日日曜日

ロレンソの怒り



ロレンソが、アッセンでのシモンチェリによる巻き添え転倒に関し
シモンチェリを出場停止にすべきだと怒っている。

残念ながら、今回のシモンチェリの転倒は
厳密な意味では危険行為ではなく、ペナルティの対象ではない。

ただし、当日の状況を振り返ってみると
ロレンソの怒りは、もっともだ、という気がしてくる。

まず、アッセンは右コーナーが多く、左コーナーは少ない。
つまり、タイヤの左側には熱を入れにくい。
しかも、当日はぐずついた天気で、気温、路面温度とも
6月とは思えない低温だった。

クラッシュが起きたのは、スタートしたばかりの
1周目の最初の左コーナー。
細心の注意を払ってコーナリングしなければいけないところだ。

シモンチェリは、なんと、そのコーナーで
ロレンソをパスしようと試みた。

今日がデビュー、というレース初心者じゃあるまいし、
そんなことをすれば何が起こるか、予想できなかった
という言い訳は許されまい。

何も考えずに、馬鹿の一つ覚えでアクセルを開け続けた結果
多くの場面で危険行為と非難され、そのいくつかではペナルティを受け、
そして、ここ何レースか、ずっと転倒を繰り返している。

シモンチェリが、自分に何が欠けているか理解する日は来るのだろうか?


Simoncelli ‘not conscious of the risks’ according to Lorenzo
http://www.motogp.com/en/news/2011/Simoncelli+Lorenzo+reactions+post+assen+race
J.ロレンソ:シモンチェッリ出場停止処分を求む
http://gp.lachirico.com/2011/06/26/motogp-279/

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