2022年12月17日土曜日

熱いと塩味は感じにくく、冷たいと甘み(砂糖)は感じにくい


https://oishi-kenko.com/articles/spices_salt_2


健康を考えると、気を付けないといけないのが

薄味に慣れるということ。


濃い味付けは、糖分や塩分を余計に摂取することになり

健康には良いことなど、何もありません。


が、ここで注意しなければいけないのが

温度と味の関係です。


同じスープを、片方は温度高めに、

もう片方は常温にして、味をみてもらったところ

全員が常温の方が味が濃いと答えたそうです。


原因は舌の特性。


舌は、温度が高いほど、塩味を感じくくなる。


そのため、平気で飲んでるラーメンのスープは

たぶん、冷めたら塩辛いと感じるはずで

驚くほどの塩が含まれているわけです。



一方、砂糖の方ですが、35℃くらいで一番

甘みを強く感じ、それから離れるほど感じにくい。


つまり、甘いアイスクリームには

驚くほどの砂糖が含まれている。


まあ、人類が誕生して600万年。

その長さを考えると、

調理するようになったのは

本当にごく最近の話です。


それまでの人類は、常温付近のモノを

食べていたわけで、

常温で味を強く感じる特性なのは

当たり前と言えば当たり前です。


当たり前とはいえ、困った話なのは

変わりはないのですが(笑)


P.S.

ところで果物の甘み成分である果糖は

低温の方が強く感じるそうです。

これは、謎ですね。


2022年12月15日木曜日

今や、欧米のオイルメーカーだからといって信用できない


https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/how-to-choose-engine-oil/


え~~と、守秘義務があるので、

欧米のどこかの国、としておきます。


その国の公的機関が技能試験をやってます。


技能試験って何かというと、

同じ油(エンジンオイルとか燃料とか)を

世界中の試験所に配って分析させます。


その分析結果を持ち寄って

皆で答え合わせをする、というものです。


技能試験に参加することで、

正しい分析ができていることを

証明できますので、世界中の分析機関は、

必ず技能試験に参加しています。


まあ、それは良いとして・・・・


問題なのは、ここから・・・

その公的機関から世界中の全試験所に

最近、メールが飛んできました。


ここのところ、エンジンオイルの試験で

データのばらつきが酷い。

各機関は精度管理に注意するように、と。


世界中が対象の照合試験ですから

中には、途上国のろくに精度管理もできていない

そんな試験所も参加することがあり、

ときどき、とんでもない結果を出す試験所がいます。


が、今回の場合はそうではない。

全世界の試験所、全体にばらつきが酷い。

・・・という内容です。


とはいってもねぇ、

つい最近までそんなにばらついてなかったし

しかも燃料(ガソリンとか軽油とか)の

分析結果はそんなにばらついてない。


ばらついているのはエンジンオイルだけです。


そこで、データをちょっと詳しく

見てみることにしました。


すると・・・・・・


ばらつき具合からすると、

これ、添加剤が均一に混ざってないんじゃね?


つまり試験精度が悪いんじゃなくて

オイルが均一じゃなかったせいで

試験結果がばらついた、

そう疑うしかない結果が出ています。


くだんの公的機関は

あくまで公的機関ですから

自分で製品は作ってません。


なので、その国のオイルメーカーに頼んで

製品を提供してもらい、

技能試験用サンプルとしています。


え? えぇ? てぇことはこのオイル

実際に市場に出てる油ってことだよね?


何が言いたいかはもうお分かりでしょう。


この国の某オイルメーカーは、

製品を製造する際に、

添加剤を均一に混ぜる事すらできていない。


大丈夫かね?これ?


いや、大丈夫じゃないよね。

現在のエンジンオイルにおいて

添加剤は性能に密接に関わっています。


なので、添加剤の濃度は

厳密に管理している必要があります。


それが、これですよ・・・


まあ、このオイルメーカーの肩を持つと

昨今の原油価格高騰で

どこもコストダウンを強いられているのは

まあ、事実。


そのコストダウンをやりすぎて

製造プロセスに金を出すのをケチって

混合も適当に済ませるようになったのでは

ないだろうか・・・・・


オイラ、この国のエンジンオイルは

あまり信用しないようにしよう

そう思いました。


2022年12月7日水曜日

レース用ガソリンの話③


https://maonline.jp/articles/ban_on_gascar_sales_in_2030s_also_kills_hvcar201203

さて、昨日、ちゃんと蒸発特性をコントロールすると

ラップタイムが全く違う、という話をしました。


でもさ、そんなの、全日本レベルの話でしょ。

素人レベルじゃ関係ないよ。


いや、それがそうでもないんですよ。


オイラのカート時代の仲間から話をきいたことが

ありますが、その友人は、某サーキットで

スーパーカートレースをやってました。


ところが、あるとき、一斉に全員のラップタイムが

2秒遅くなったことがあったそうです。


その「あるとき」って・・・・・


思い当たる節がありすぎるオイラは

ちょっと何も言えなくなりましたね。


ちょうどその時期、そこ周辺に

ガソリンを供給している某社の製油所が

なんかコストダウンを励みすぎて

蒸発特性のバランスを崩したガソリンを作って

問題視された時期と見事に合致していたからです。


一応、その製油所の肩を持つと

JIS規格には合致してるんで

「違反」ではありません。

ではありません・・・が・・・・


ああ、市販ガソリンの範疇でも

蒸発特性のバランス崩すと

こういうことになるんだなぁ・・・


でも、こういうガソリンを売っても

一般人からは全然クレームが出てこないんだなぁ。


こういうところから、分かる人には分かるけど、

休みの日にヨーカドーに買い物に行くオバちゃんには

絶対に分からないっていうレベルぎりぎりまで

蒸発特性を崩したガソリンを意図的に作っていた

ところもありましたねぇ・・・どことは言わないけど。

(逆にその品質管理には脱帽です)


ガソリンって、口の悪い人からは

「燃えてなくなっちまうんだから何でもいい」

と言われがちですが、そうでもないんです。


今までで一番ガックリきたのは、

一応バイク乗りのはずの某女性ライダーから

「燃えれば何でもいいんですけど」

と言われた時かなぁ・・・・


以後、この女性ライダーとは

関わらないことにしています。


2022年12月5日月曜日

レース用ガソリンの話②


https://clicccar.com/2022/06/03/723656/

さて、昨日の話は

「ガソリンの生命は蒸発特性にあり」

でしたね。


でもさ、そんなの、石油会社が

きちんとやっているんでしょ・・・


いや、無茶言わんでください。

ガソリンの価格を考えてくださいな。


ガソリン?高いじゃねぇか!


えぇと、まずは原油価格の話をします。


昔、どのくらい昔かというと

中国が発展する前ぐらい昔

原油価格はリッター10円切ることもありました。


が、今や、円安もあって

リッター100円近くになることもあります。


さらに、ガソリンには

バカ高いガソリン税ってものもあります。


つまり、皆さんが払ってるガソリン代のうち

百ン十円は、産油国と政府に払ってる金。


それを考えると、ガソリン価格っていくら??


みなさん、コンビニで水って買います?


あれ、500ccで120円とかするでしょ。


おいおい、水だぜ?

蛇口ひねれば出てくる水だぜ?

それに500cc、120円とか出すんですよね?


ガソリン、水より安いよね?


そういう価格に抑えるためには

いろんな妥協が必要になります。


なので市販ガソリンって

エンジンを透明にしてみてみると

配管の中では蒸発し始めて

気泡がたくさん発生してるし、

キャブから噴射されたあとも

一部は蒸発しきれずに

液体のままエンジンに流れ込む量が

ある一定量あります。


こういうガソリンの場合、

どうしたって、性能はそれなり。


とはいえ、石油会社も手をこまねいてはいません。


ちょっと昔に

「夏の沖縄と、冬の北海道、

 ガソリンは一緒でいいんだろうか?」

って、CM流していた石油会社のことを覚えてます?


あれね、この蒸発特性に関係してるんです。


同じガソリンでも夏なら蒸発特性よくなりますし

冬なら、逆に悪くなります。


なので夏のガソリンは

蒸発特性をやや低めに設定して

冬のガソリンは、蒸発特性を

やや高めに設定する必要があります。


そんなこともありますからね、

みなさん、ガソリンを長期保管なんかやめましょう。


夏に買ったガソリンは、夏の気温用に

蒸発特性を設計してますので

冬に乗るには適していませんよ。


まあ、昨今はECUの性能も上がってますので

なんとかECUがごまかして走ってくれますが

キャブ車や、古いインジェクション車は

そうはいきませんから。


ちょっと話がずれました。

元の話に戻しましょう。


でも、こんな蒸発特性の違いなんて

一般の人間、わかりゃしないだろ!


そんなことはありませんよ。

少なくとも浅川さん、びっくりするぐらい

分かってますから。


(某社を中傷した、と言われるのも何なので

 詳細は割愛しますが・・)


オイラも、昔、市販ガソリンと

非市販ガソリンとを

A,B,Cとマスキングされて比較した時は、

一発で分かりました。


何が違うって、クラッチミートした瞬間に違う。


アクセルを開けると、開けただけ進む。


そんなの当たり前だろ、ですか?

いいえ、違うんですよ。


それと比較すると、市販ガソリンは

開けた瞬間、エンジンがわずかに愚図る。


そのせいで加速がさっきより鈍る。


それを低速トルクがないせいだと

勝手に思ってましたが、違う。


試しに1500回転あたりから

アクセルを開けてみても

やはり伸びが違う。


ガソリンが適正に蒸発して

きちんと燃えていると

これだけ違うんです。


こういうガソリンをサーキットに持ち込むと

まあ、どこのコースで、どのカテゴリーかは

ちょっと秘密ですが、ラップ1.5~2秒は違います。


何が違うかというと、立ち上がり加速が違います。

ストレートエンドの速度はそんなに違わないけれど

立ち上がり加速が違うので、ラップタイムでは

とんでもない差になる。


無駄に金をかけたわけではないってのは

オイラレベルでもはっきり分かりました。

2022年12月4日日曜日

レース用ガソリンの話①

https://www.goo-net.com/kaitori/kaitori-satei/satei-knowhow/940/

まあ、今ならしゃべってもいいかな。


今日から、3日ほどかけて

ガソリンの話をします。


と言っても、リッター1万円以上くらいする

極々スペシャルなガソリン、

いや、中にはもはやガソリンと言っていいのか

分からない液体も含まれているんだけど、

そういう世界の話はしません。


そういう燃料は、もはや使用禁止です。


どことは言わないけど、某欧米石油会社が

無茶苦茶なことをやりまくった結果

ガソリン規制がかけられることになりましたから。


(だから「やめろ」って言ったのに・・・)


今は、主催者が「これなら使ってもよい」

と認めた燃料しか、使用できません。


(具体的にはレギュレーション読んでね)


ここでお話するのは、

せいぜいリッター千円クラスもしくはそれ以下の

市販ガソリンの延長線上にあるガソリンの話。


そっちの方が、実際に我々が使うガソリンにも

適用できる話なので、身近に感じられるでしょうから。



というところで、はじまりはじまり。


さて、まず皆さんにはガソリンの気持ちに

なってもらいます。


どういうことかって?


ガソリンってね、過酷な要求をされてるんですよ。


まず、キャブ(今ならインジェクション)の手前、

配管の中を流れているときは

「決して蒸発してはいけない!」

なぜならパーコレーションが起こるから。


でも、キャブから噴射された瞬間

「速やかに蒸発して空気と混合しろ!」


分かります?この無茶な要求!


ついさっきまでは

「絶対に蒸発するな!」

と言っていたくせに

今度は「速やかに蒸発せよ!」

ですよ・・・・・・


ガソリンに感情があれば

「ふざけるなっっっ!!」

と叫んでいるところですよね。


こういう性質を

蒸発特性と呼ぶことにしましょう。


この蒸発特性をきちんと設計していないと

とんでもないガソリンしかできません。


この匙加減をちょっとでも間違えると

エンジンの性能がガクンと落ちます。


こういうことが分かってる人間は

「オクタン価なんて二の次!」

と言うこともありますね。


いや、二の次っていうのは言い過ぎだけど

でも、たとえば、オクタン価ピカピカで

蒸発特性が無茶苦茶なガソリン入れると

そもそもアイドリングが苦しげな上に

アクセルをちょっとでもラフに開けると

たちまちエンジンストールします。


こういうガソリンでなんとか走れるには

マルケスレベルのアクセルコントロールが必要です。


ちなみに、このときエンジン内で

何が起こっているかと言うと

蒸発しきれず、液体のままのガソリンが

エンジン内にドバドバと入り込み

不完全燃焼を通り過ぎて、ほとんど燃えずに

生煮え状態になってしまっています。


こんなんじゃ、オクタン価以前の話でしょ。


さて、そんなわけで、今日の話は

「ガソリンの生命は蒸発特性にあり」

というところまでです。

2022年12月3日土曜日

アサカワスピード忘年会


コロナのせいで、ここ何年か中止していた

アサカワスピード忘年会ですが、 

今年は無事、開催されました。


いや、それにしてもですねぇ、

トシは取りたくないもんです。

次々と焼きあがる焼き鳥を

「うまい、うまい!」

と食いまくっていたら、途中から

「う、脂っこい・・」と急ブレーキ。

それ以上、食えなくなってしまいました。


まあ、体のこと考えれば、正解なんですけどね(苦笑)


とりあえず、みなさん、お疲れさまでした。