2022年12月7日水曜日

レース用ガソリンの話③


https://maonline.jp/articles/ban_on_gascar_sales_in_2030s_also_kills_hvcar201203

さて、昨日、ちゃんと蒸発特性をコントロールすると

ラップタイムが全く違う、という話をしました。


でもさ、そんなの、全日本レベルの話でしょ。

素人レベルじゃ関係ないよ。


いや、それがそうでもないんですよ。


オイラのカート時代の仲間から話をきいたことが

ありますが、その友人は、某サーキットで

スーパーカートレースをやってました。


ところが、あるとき、一斉に全員のラップタイムが

2秒遅くなったことがあったそうです。


その「あるとき」って・・・・・


思い当たる節がありすぎるオイラは

ちょっと何も言えなくなりましたね。


ちょうどその時期、そこ周辺に

ガソリンを供給している某社の製油所が

なんかコストダウンを励みすぎて

蒸発特性のバランスを崩したガソリンを作って

問題視された時期と見事に合致していたからです。


一応、その製油所の肩を持つと

JIS規格には合致してるんで

「違反」ではありません。

ではありません・・・が・・・・


ああ、市販ガソリンの範疇でも

蒸発特性のバランス崩すと

こういうことになるんだなぁ・・・


でも、こういうガソリンを売っても

一般人からは全然クレームが出てこないんだなぁ。


こういうところから、分かる人には分かるけど、

休みの日にヨーカドーに買い物に行くオバちゃんには

絶対に分からないっていうレベルぎりぎりまで

蒸発特性を崩したガソリンを意図的に作っていた

ところもありましたねぇ・・・どことは言わないけど。

(逆にその品質管理には脱帽です)


ガソリンって、口の悪い人からは

「燃えてなくなっちまうんだから何でもいい」

と言われがちですが、そうでもないんです。


今までで一番ガックリきたのは、

一応バイク乗りのはずの某女性ライダーから

「燃えれば何でもいいんですけど」

と言われた時かなぁ・・・・


以後、この女性ライダーとは

関わらないことにしています。


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