健康を考えると、気を付けないといけないのが
薄味に慣れるということ。
濃い味付けは、糖分や塩分を余計に摂取することになり
健康には良いことなど、何もありません。
が、ここで注意しなければいけないのが
温度と味の関係です。
同じスープを、片方は温度高めに、
もう片方は常温にして、味をみてもらったところ
全員が常温の方が味が濃いと答えたそうです。
原因は舌の特性。
舌は、温度が高いほど、塩味を感じくくなる。
そのため、平気で飲んでるラーメンのスープは
たぶん、冷めたら塩辛いと感じるはずで
驚くほどの塩が含まれているわけです。
一方、砂糖の方ですが、35℃くらいで一番
甘みを強く感じ、それから離れるほど感じにくい。
つまり、甘いアイスクリームには
驚くほどの砂糖が含まれている。
まあ、人類が誕生して600万年。
その長さを考えると、
調理するようになったのは
本当にごく最近の話です。
それまでの人類は、常温付近のモノを
食べていたわけで、
常温で味を強く感じる特性なのは
当たり前と言えば当たり前です。
当たり前とはいえ、困った話なのは
変わりはないのですが(笑)
P.S.
ところで果物の甘み成分である果糖は
低温の方が強く感じるそうです。
これは、謎ですね。
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