2022年12月15日木曜日

今や、欧米のオイルメーカーだからといって信用できない


https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/how-to-choose-engine-oil/


え~~と、守秘義務があるので、

欧米のどこかの国、としておきます。


その国の公的機関が技能試験をやってます。


技能試験って何かというと、

同じ油(エンジンオイルとか燃料とか)を

世界中の試験所に配って分析させます。


その分析結果を持ち寄って

皆で答え合わせをする、というものです。


技能試験に参加することで、

正しい分析ができていることを

証明できますので、世界中の分析機関は、

必ず技能試験に参加しています。


まあ、それは良いとして・・・・


問題なのは、ここから・・・

その公的機関から世界中の全試験所に

最近、メールが飛んできました。


ここのところ、エンジンオイルの試験で

データのばらつきが酷い。

各機関は精度管理に注意するように、と。


世界中が対象の照合試験ですから

中には、途上国のろくに精度管理もできていない

そんな試験所も参加することがあり、

ときどき、とんでもない結果を出す試験所がいます。


が、今回の場合はそうではない。

全世界の試験所、全体にばらつきが酷い。

・・・という内容です。


とはいってもねぇ、

つい最近までそんなにばらついてなかったし

しかも燃料(ガソリンとか軽油とか)の

分析結果はそんなにばらついてない。


ばらついているのはエンジンオイルだけです。


そこで、データをちょっと詳しく

見てみることにしました。


すると・・・・・・


ばらつき具合からすると、

これ、添加剤が均一に混ざってないんじゃね?


つまり試験精度が悪いんじゃなくて

オイルが均一じゃなかったせいで

試験結果がばらついた、

そう疑うしかない結果が出ています。


くだんの公的機関は

あくまで公的機関ですから

自分で製品は作ってません。


なので、その国のオイルメーカーに頼んで

製品を提供してもらい、

技能試験用サンプルとしています。


え? えぇ? てぇことはこのオイル

実際に市場に出てる油ってことだよね?


何が言いたいかはもうお分かりでしょう。


この国の某オイルメーカーは、

製品を製造する際に、

添加剤を均一に混ぜる事すらできていない。


大丈夫かね?これ?


いや、大丈夫じゃないよね。

現在のエンジンオイルにおいて

添加剤は性能に密接に関わっています。


なので、添加剤の濃度は

厳密に管理している必要があります。


それが、これですよ・・・


まあ、このオイルメーカーの肩を持つと

昨今の原油価格高騰で

どこもコストダウンを強いられているのは

まあ、事実。


そのコストダウンをやりすぎて

製造プロセスに金を出すのをケチって

混合も適当に済ませるようになったのでは

ないだろうか・・・・・


オイラ、この国のエンジンオイルは

あまり信用しないようにしよう

そう思いました。


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