https://www.cyclowired.jp/news/node/332005
今年のツール・ド・フランスでは初出場のポガチャルが
20日目の個人タイムトライアルで
ユンボのロブリッジを鮮やかに抜き去り、
総合優勝をさらっていきました。
といっても自転車レースを知らない人には
何のことやら・・・でしょう。
自転車レースというのは個人競技
・・と思ってると、これが大違い。
各チームのエースは
チームの選手を風よけにして
ここ一発というところまで力をためる
なんてことをします。
エース以外の選手は、
ひたすら風よけとして働き
個人の栄冠は二の次三の次。
風よけの選手が強いか弱いかで、
エースの選手がどれだけ楽ができるか
全く違ってきます。
有力チームの風よけの選手は
他所に行けばエースとして
通用するような選手ばかり。
そのため、勝つためには
まずは有力チームにエースとして
所属していないといけない。
その違いは、バイクのレースでの
ワークスとプライベーター
みたいな厳然たる差があります。
自転車レースで強いチームといえば
イネオスとユンボ・ヴィズマ。
当然、ツールの優勝は、このどちらか
というのが開催前の下馬評でした。
しかし、ポガチャルは
このどちらのチームにも所属していません。
自転車界の驚きを例えるなら
10年前のMoto2で、ノーマークの富沢が
いきなり優勝した時と同じようなもの。
こういう「番狂わせ」が
観客を熱狂させるのですが
最近、バイクの方は
制御だなんだとどんどん高度になり
こういう番狂わせが減ってきていますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿