今年のシーズン前半、ロッシのあまりの不調ぶりに
欧州ではドゥカティの車両開発に批判が強まっている。
そんな中、ドゥカティは今のフレーム形式を止め
アルミ・ツインスパーフレームを採用する、
などという噂も出る始末である。
噂の出所はカピロッシで、
何度か自分でも進言していたのだが
いつも無視されていたらしい。
だが、事態がここまで深刻化すれば
ドゥカティも聞き入れるだろう、とのこと。
現時点では、アルミツインスパーの採用は
単なるカピロッシの願望に過ぎない気もするが
ただでさえ、ドゥカティ=二気筒の公式を破って
四気筒でMotoGPに参戦していることへの疑念も
あるというのに、この上アルミツインスパーフレームまで
採用したら、もはやそのマシンはドゥカティではない。
アイデンティティの問題もさることながら、
今度の新型スーパーバイク(1199と仮称)は
現行MotoGPマシンで採用しているフレームレスシャシを
採用しているというのに、本家のGPマシンが
アルミツインスパーになってしまったら
新型スーパーバイクの立場も無くなってしまう。
勝利か、アイデンティティか、
ドゥカティはかなり難しい選択を迫られている。
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