2016年9月6日火曜日

MotoGP:枯渇しつつある次世代の才能

http://goo.gl/jMYyiC

今日は、とある研究会に出席してきました。
まあ、そこでの愚痴をツイッターや
facebookに書きましたけど、
ホント、どうにかなりませんかね。
オイラはもうオッサンで
まもなく消えていく世代ですけど・・・

さて、それはともかく、
スズキのヴィニャーレスが優勝し
来年はザルコやリンスらが
Moto2からステップアップするのに
何を言っているんだ?
という反論が聞こえてきそうですが
間違いなく本気で言っています。

今年のMoto3は、
南アのビンダーが独走状態ですが、
ビンダーが強いというよりは
他の選手が勝手に自滅しているだけ。

解説の坂田和人元選手が
指摘している通り、
昨年のラップタイムを
多くのサーキットで更新できていない
というのが、その傍証です。

リンス、マルケス(弟)、ミラー
などがステップアップしたのち
Moto3には怪物候補が
今のところ、ゼロという状態です。

これは、Moto2も同じです。

現在、ランキング上位にいる
ザルコ、リンス、ローズ、フォルガーの四強と、
それ以外の選手とで、力の差があり、
来年のMoto2は、今年のMoto3と
同じ状況になる可能性が危惧されます。

本来であれば、クワッタハッホが
次世代の怪物と期待されていたはずですが、
スペインCEVで活躍してもGPはGP。

MotoGP:クワッタハッホは第二のマルケスか、
それともエスパルガロか?
で、クワッタハッホを
ポル・エスパルガロと比較しましたが
今のところでは、今年の彼は
2年目のエスパルガロ(2008年)
にも成績で負けています。

つまり、現在のMoto2四強が
MotoGPクラスに上がった後は
Moto2、Moto3共に
怪物候補がいないまま。

一方で、ペドロサやロレンソが
ロッシ並みに長い期間
「エイリアン」として
活躍できるかどうかは
全くの未知数です。

現在のCEVまたは
各国の国内選手権で
優秀な若手が出てきたとしても
その間には
数年間の空白期間が生じます。

この問題は深刻で
現在、SBKにはVDマークという
次世代の才能がいるわけですが
下位クラスに化け物がいない
となった場合に、
多くのMotoGPチームが
VDマークに照準を定めて
引き抜きをかける結果、
SBKでも次世代を担う若手がいなくなる
という危機に陥ってしまいます。

とはいえ、逆に考えれば
この状況は、
世界に飛び出す日本の若手にとっては
福音と言うこともできます。

世界への敷居が下がりつつある今こそ
現在10代前半の選手たちは
切磋琢磨してほしいものです。

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